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民泊 at 大磯

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kalokalohouse
yama山本真郎展 2010/10/8-19【作陶展】

前回のカロカロハウスでの個展に引き続き、粉引きの作品がメイン。
大皿や花を生ける大きな器が並んでいます。
当然器ではあるけれど、淵のエッジや厚み、形を見ていると彫刻のよう
にも見えます。陶の器と言えば口当たりや持ったときの軽さ、
使いやすさを事を追求する場合が多い。
でも山本さんはちょっと違います。
「使いにくいのもおもしろいと思うんです。」
例えば左の写真の器。「これ以上角度をつけると重ねられなくなる、
とは思うけど、そうした方が格好良いと思って。」

思わず(失礼だったかも?)「使うものを作るのが好きと言う訳ではないのですか?」
 とお聞きしてしまった。私には器と言うより彫刻のような印象が強いのでそう思ったのですが、
 山本さんは「使うもの」は好きだそう。
 .....なるほど、多分山本さんは使いやすさより優先させたいものがあるのだ。
 そう考えると、陶芸は「使う」という事と「自分の好きなフォルム、ライン」をどうやって
 融合させるかが面白いなと思った。そこが作家それぞれの個性になるのですね。
 (kimura woo)


yama

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yama山本真郎展 2009/11/13-24【ko hi ki】

粉引きをたくさん作ってみた今回の展示。
鉄分を含み、本来茶褐色の土で作った器を、白い土で覆い、
透明な釉薬を掛けて焼くと「粉引」と呼ばれる焼き物になる。
表面を覆う白い土(化粧土)は純白にはならず、下の土(素地)の
影響を受けて微妙に色合いが変化して、器に表情を与えるものらしい。 素地の種類によって雰囲気も変わる。
私の好きな黒くぽつぽつしたものが見える作品には、
素地に鉄粉を多く含んだ土を使っている。
白い土の上にかける釉薬によっても色合いが変わる。青みがかった作品は木の灰を原料にした釉薬を使っているそうです。
(山本さんから聞き書き)
一番中庸を感じるものが、無彩色の素のものとは限らない。
私にとっては粉引きが「普通」の美に見えるので、
我が家のどんぶりなどは粉引き。
他のどんな器とも相性がよく、和洋中を選ばずどんな料理にも使える。
ツンとつまんだような、少し愛嬌のある片口などは目新しい。
普段使いにできそうなものはやさしい洗練された形。
やや大ぶりの花活けなどは陶土のゴロンとした存在感。
山本さんらしい粉引きが揃っています。
yama
yama
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粉引は、使うに従って色が着いてゆくのを楽しむ、とよく言われますが
彼個人としては、作り手として汚れにくいもののほうが良いと思っています。汚れが染みにくいように、高めの温度で焼成して焼き締めてあるそうです。(m)

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yama山本真郎展 2008/10/17/28 【冬支度】

前回に比べると、ずっと毎日の暮らしに使えそうなものが増えた展示。
山から降りてきたみたいに、日常が大切になってると感想をもらすと「ええ、山から降りたんですよ。」という山本さん。よく聞けばお嬢さんの学童保育期間が終わったらしい。それで学校から帰ってくる時間に家にいてやろうと、仕事場を自宅に移したのだそうです。
そんなふうに家族や風景は人を変える力があるのですね。本人も気づかないうちに、あるいは違和感なく、柔らかく。

左の画像は塩壷。
素直で端正な形に、フタを開けると黒い釉薬とのコントラストにハッとさせられます。
左下は一番遊んで作ったという土鍋。把手がないのですが、どこを持っても持ちやすい形です。


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yama
yama棗を思わせる形の急須。しかも注ぎ口から水が回らず使い勝手が良いのだそうです。

yama
yama 
山本真郎個展 2007/10/19-30
【雨滴湛】


土を捏ねるというのは、それも大きな焼き物の量の土を捏ねるというのは、いったいどんな感じなんだろう。
他の陶芸の作家さんには思い付かなかった、土の量感というものを感じてしまいます。
細かな漆を散らせたような釉薬の感じや、量感のあるうねり。いくつかの特徴を帯びたどれもが私の目には貝のように写る。岩にへばり付いて長く年月の経った貝のようだったり、採れたばかりの貝のようだったり。
shinro
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shinroshinro
shinro「黒泥」という土そのものの色だという黒い器と香炉。
上左のものもこの左のものもタイトルになっている「雨滴湛」。このことばは山本さんが作ったものですが、つまり雨水受けです。
日本家屋の端や軒下、などにあったら素敵。きっと「木」と似合うんですね。


shiro