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民泊 at 大磯

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ますみえりこ個展 2012/9/21-10/2
【夜明けのさんぽ 世界をひとりじめ】

イラクサの一種、「カラムシ」という植物からとれる繊維を
加工して、織物やアクセサリーを作っている、ますみえりこさん。
今回の展示は、織物をつくる時に残る糸とトンボ玉のアクセサリー。

手折ったぐらいでは折れない、強い繊維を持つカラムシの糸に蜜ろうを塗る。
ますみさんがデザインした愛らしいトンボ玉や、色を合わせたビーズ、
カラムシ布のボンボン、木製のオブジェ、銀細工などをつないでいく。

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photo02 ふんわり軽く、光を通すガラスやカラムシ。
草やつるが、朝露をはらんでいるようだ。
異素材同士の仲を、カラムシがつむぐ。
トンボ玉がひとつの惑星で、周りのビーズが衛星のようにも見える。

photo04 「細かい仕事をしているせいか、
ビーズの不揃いさや
肌理(きめ)の粗さが気になってしまって。
大らかな気持ちにならなくちゃ。」

そう笑いながら話す彼女の手元で、
小さなビーズの粒が
ついつい、とカラムシに通っていく。
繊細で端正な手仕事。
大地の恵みのカラムシ。
彼女の手の中で、それらがひとつになる。

photo03

ネックレスにはひとつひとつタイトルがついている。

「自分で自分の事は幸せにするから大丈夫」
「楽しい食事の条件は?」
「自分の場所に帰る」

小さなカードのメッセージ。ひとつひとつ、みんな違う。
photo05 photo06
   
photo06 土・日には、ストラップのセミオーダーもできる。
カラムシのストラップ、トンボ玉、ビーズをそれぞれ選ぶと、
ますみさんがつないでくれる。
「組み合わせ、付ける場所、たっぷり悩んでください」と、ますみさん。
手にとるとわかる、カラムシの素材のあたたかさ、優しさ。
ぜひ、触って感じに来てください。
(榑林加奈子)
 



eriますみえりこ個展 2007/06/29-07/13
【草の糸 草の布 草の色】


あまり知られていない「カラムシ」という素材。
福島、昭和村に移り住んで、この草を育て、村のひとりとして暮らし、糸を取り出し、織る人になる。
その数年を経て初めて個展をしたのが昨年でした。
その後すぐに夏の収穫の時期が来てまた昭和村に行く。ずっと土をいじる毎日。
自分で栽培して刈り取るという一連の作業は、単純だし、身体も疲れるし、自分がどんどんシンプルになっていくといいます。地に足がつく、ということを身体で感じたらしい。
そして、今度は「使って行くこと」から将来カラムシをお金で買うのはどうなんだろう?と考えた。
この作業をお金に換えていいのかな?ばあちゃんはうれしそうに見える。先行きの村全体のことも考えた、と。
彼女は現在は埼玉県住まいだけど、そんな話を聞いていると、しっかり昭和村の一員でもあるのだな、と感じます。
換金というのは便利。苦労も工夫も丹精も共通の単位になります。
でも、それってどうなんだろう?という問いかけが生まれるのは、むしろ彼女自身がお金に換えられないほどのものを「栽培、刈り取り」の作業の中から得ているということなのでしょうね。
erikoeriko
erikoさて、昨年うっかり(?)とネックレスを買ってしまった私。つけたり、つけなかったりの一年でしたが、舌を巻いたのがこのさり気なさ。存在感の確かさとモノとしての希薄さが絶妙なのです。
何色とも言えず、光もわずか。それでいて空気感の確かさ。不思議なネックレスです。
今年のバッグは古い「暮らしの手帖」のグラフィックを思わせる懐かしいセンス。小さな大切なものを入れるのがよさそう。


erikoeriko
ますみえりこ個展 2006/06/02-13
【草の糸 草の布 草の色】


カラムシという麻の一種を栽培から糸に紡ぎ、染めて、織って編んで形にしていく全工程をやり遂げてきたますみえりこさん。
しんとした静かな穏やかな色と世界の中に不思議な緊張感があります。それは背骨に物差しを差し込まれるような、外から与えられた緊張感ではなくて、その仕事の揺るぎなさというか、密度の濃さから生まれてくるのだと思います。
世にアクセサリーは数々あるけれど、か細い糸一本がピンと張った線を主張する、そんなものは少ないはず。そのさり気なさと細くて強い線が素晴らしいです。
tip
necktip flame
neckneck
私はますみさんの20代前半の一年位を一緒に仕事で過ごしたことがあります。柔らかで形になっていなかった20代の彼女が、こんなふうにしっかりとある種類の背骨を持った仕事をするようになるなんて、当時は想像もしなかった。
今見せてもらう彼女とその作品は、年がわからないような一心で無垢な仕事ぶり。ゆっくりとていねいに、と題打ったことばの身のある重さを味合わせてもらっています。



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