kimura woo yukari展
2014.4/25-5/6

単純なのに味わい深い独特のタッチの模様があしらわれたストール、
Tシャツ、バッグなどが並びます。
気持ちのいい季節に、さらりと身に付けて出かけましょう。

■会期中、スツール作りワークショップもあります。

たっぷり余裕のあるストールは、綿100%。
あざやかな色で模様をつなげて染めています。
透ける素材なので、重なったところの風合いもまた模様になって、いろいろな表情を楽しめます。

Tシャツは、形ができあがったところにシルクスクリーンで模様をのせているので、袖までの一体感もある面白い仕上がりになっています。

壁の大きな作品は、yukariさんの少し古い作品。
大きな櫛形のパターンを別の色で、方向を変えて重ねることで不思議な模様になりました。
多色刷りにする場合は別のパターンを使うことが多いのに、あえて同じパターンをくるくる回して使うやり方。
「自分の基本的な考え方が、変わってないんだなあ、って思いました」

たっぷり長さのあるストラップで肩にかけやすいバッグは、広げるとまん丸な形をしています。
ふわっと軽くて、風呂敷のよう。ちょっと買い物に出かけるのにも便利そう。
底はぐるぐると渦巻きステッチで補強してあって、これも楽しい表情を出しています。

ばね式の口金でぱかっと開くポーチ類。
鮮やかなのにちょっと落ち着いて大人っぽい色あわせで、バッグの中の頼もしい相棒になりそう。サイズも各種。

少し厚手のざっくりした生地は、裏まで染料の通る注染で染めたもの。
今回、Inuit Furnitureの犬塚さんを講師に、こちらの生地を使ったスツールのワークショップが開かれます。詳しくはこちらへ。
ぴんと丸く貼られた生地、木と金属を組み合わせたスツールになると、ちょっと北欧風にも見えてくるyukariさんのデザイン。



アフリカ風にも、アジアのデザインにも似ているようでいて、日本の染め物や伝統のパターンも思わせるような、yukariさんのシンプルな模様とと、なじみのある色合い。
それはそのまま彼女が育った土や風、光でできているように思えました。
(榑林加奈子)



【うー展】
木村うーゆかり
2012/7/27-8/7

注染とシルクスクリーンで布を染め、その布を使ってバッグや日傘、
ポーチなどを作りました。
今まで私にとって「染め」は布にデザインし、染め、完成させる
事だったのですが、それでは使うという布の大事な役割を
果たせないと思い、今回は縫うという行程に挑戦しました。
注染という技法は日本固有の技法で、てぬぐいや浴衣を染める時に
使います。その特徴として、裏表無く繊維まで染められる事があります。
裏が見えて良い物と裏が見えては良くない物があり、浴衣はその代表。
チラリと見える裏側が真っ白では素敵ではありません。
今回制作した日傘もその注染技法で染めているので、さしている本人にも
柄が見えて楽しいのです。
woo

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あまり細かい線などの表現や色数を増やせない注染に対し、シルクスクリーンは
それを得意とする技法です。手で描いたそのままのラインを版にすることができ、
色も自由度が高い。今では量産される布もデジタルプリントが多いようですが、
シルクスクリーンはたくさん染めるのに向いています。
私はどちらかというと注染が好きで、それは狙った通り完璧にはいかない技法だから。
もちろん職人さんに言わせればそれではまずいのでしょうが、線の見え方が
やわらかく、落ち着いた色に染まり、染めた後水の中で布を広げる時
思いがけない事が(善くも悪くも)あるのが楽しいと思うのです。
(Kimura woo)


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