梅原淳子個展 dancing earth
2014.2.28(金)-3/11(火)

梅原さんがあちこちアクティブに飛び回って、
世界の、日本のあちこちの空気や土や水とダンスしてきた
去年の旅のお土産が焼き上がりました。
地球とダンス、土とダンス。
今回は旅の写真も器とコラボレーション。
にぎやかに、力強く語りかけてくる器たちです。



前回に続いて、青の印象の強い器が並びました。
梅原さんの青は、寒さやさみしさを感じない、あたたかな青。
土の色には、青もあるのだなあ、と思わせる、大地の青だと感じました。
茶色や黒っぽい料理を盛りつけても沈まないで、柔らかく頼もしくうけとめてくれるようです。


ふちにグレイの浮かび上がる表情のあるピンク色の土鍋。
オイルににんにくの香りを移してきのこやえびを素揚げにして食べるアヒージョに使ったらおいしそう、とすぐに浮かびました。
魚の持ち手がついたキャセロールは、じゃがいもとアンチョビのグラタンを詰めてみたい。
食いしん坊の作家さんが焼き上げた器は、手に取るとおなかがすいてきます。


もはや梅原名物の、マトリョーシカ形すりこぎとすり鉢。
日本の茶色いもののように櫛目は切ってありません。ざらっとした黒土の底に、ぎゅっと押し当ててつぶしていきます。
すりこぎのお尻が広くて平たいので、ころころした粒を逃さずとらえて一発でつぶします。
この気持ちのよさは、ぜひ体験してほしい。
松の実やごまを擦れば、油がにじみ出て和え物にコクが出ます。そのまま調味料と混ぜて、ゆでた野菜と和えて、食卓へ。
にんにくやしょうがのエキスを絞り出すのにも頼もしいのです。




【梅原淳子個展】
2012年 11/2-13


「青」の印象が強い、今回の作品。
海の青、魚の背の青、空の青、
川の水の青、ふと掘り当てた石の青。
梅原さんの青には、
どれも底にあたたかさが敷き詰められています。
それは土からくるものなのか、
梅原さんの手からくるものなのか。

知りたくて、見とれます。







今回も登場の、すり鉢とすりこぎ。
すり鉢に溝が掘ってあるのは日本だけだそうで、
ざらっと黒い焼き締めの鉢底に、マトリョーシカのような
すりこぎを当てて圧しつぶしてゆきます。
タイやインドネシアのすり鉢が、こんな感じ。
しょうがやにんにくの繊維をぎゅっとつぶすのに、
活躍します。
もちろん、ごまも擂れますよ。

台所の目に着くところに置いて「これ、何?」と
聞かれるのを、ほくそ笑んで待ちたくなる道具。
 

 
「たこだね」「うん、たこだ」
と、ひそひそささやいてしまった、
何とも言えない色合いのキャセロールがいます。
直火にかけられる赤土の上にかけた釉薬は、
プラム色、ピンク色というにはあまりに表情があって
おでんで煮えた、たこの色。
ふたの持ち手まで、吸盤に見えてきました。
何を煮よう、何を盛ろう。
楽しくなってきましたよ。
(榑林加奈子)





ume 【junko's pottery works】
2011年7月15日-26日


写真のダルマの様な形の物はすりこぎ。すり鉢とセットのこの作品は
色と模様が素敵です。一見持ちにくいそうだけど、持ってみると結構
手になじむ。使わないときは飾っておいても良さそうなユニークさです。
下の写真のようにワイルド感のある木のすりこぎとセットのものも。

今回の展示では全体的にいつもより色がこっくりした印象を受けました。
こっくりしているけど重さは感じない、いい具合です。

梅原さん定番の野菜の器もあります。


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ume 【junko's pottery works】2008年11/28-12/9

今回の梅原さんのDMにも登場しているshou pot。
このお鍋は、少しずつ違った表情のものが何種類か
あります。お揃いの小鉢と使うのも素敵。

左下のお皿のトウモロコシは、実が詰まっていて味が
濃そう。

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金彩で模様が入っています。梅原さんは作品に金を使いますが、この感じは新鮮。
少しクリスマスらしく感じます。
金が入ると緊張感がでると思うのですが、私はそこが好きです。
白い方が「Jour」、黒い方が「Nuit」というシリーズだそう。
フランス語で昼と夜の意味です。
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黒の上に金彩のシリーズ。いろんなバリエーションがあります。
どんなものを乗せたら素敵だろう、などと考えながら見るのも楽しいです。
左は鳥の絵の蒸し鍋。なんとなく民族的な香りがするのは私だけでしょうか。


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【junko's pottery works】2007年11/30-12/11

野菜達のその後、はこんなふうに美味しそうになりました。楽しくて、ひょうきんで、しかしこどもっぽくありません。食卓での話が知らず知らずのうちに盛り上がってしまいそうな、なかなかの脇役ができたと思いました。主役級の器を作る人がこんな味わいのある脇役=食器に徹したものを作り出すなんて、なんだか素敵だわ〜。

左下の土鍋も昨年よりずっと土の味わいが強くなって、逞しくなりました。美味しいものを作る、入れるよーという気合いのようなものが伝わる。

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食事の時の話題で一番楽しいのは食べ物の話。今回の梅原さんの器は、おいしいものを装うおいしい形。なんだか楽しくなってきます。

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【junko's pottery works】2006年11/3-14

梅原さんが、居並ぶ野菜達に手を染め始めた頃、我が家に持ってきてくださって「おもしろ〜い」と沸いたのが2005年の展覧会の後。今年夏には銀座で開かれた展覧会では、もう野菜が活躍していました。
野菜がモチーフになった皿やポットはヨーロッパではよく見かけるもの。アスパラガスの長いお皿などがあります。おもしろい、と思ったのはそれを梅原さんがやる、というところだった。
梅原さんは私が知り合って以来はどちらかというと格調の高い、仏具にも絵巻にも繋がるような「うつくしい」世界を繰り広げている人だったから。
野菜という思いっきり「ケ」のものを「ハレ」がお得意の作家さんがどのように消化していくのだろう?それが私の興味をそそりました。
約1年半、まずまず道のりは中程に差し掛かりそう。野菜そのものの写実だけでなく、その中にあるもの(ビタミン?)まで描写され始めたみたいです。
ume
ume 上はタマネギ。左はじゃがいもです。芽の部分、ぽっこりと付いたおまけの芋ありますね、時々。こんなスープカップにじゃがいものポタージュ、絶対笑える。
散らしたみじん切りのパセリのグリーンが効きそうです。タマネギも、その独特の青みや甘みを内包しているかのようです。陶の肌もタマネギでしょ?

(梅原さんはおいしいもの好き。お料理も上手です。)

works
ume
works来年1月末から2月初旬のワークショップに、2時間程度でできる陶芸のワークショップを梅原さんにやっていただくことになりました。詳細はこちら。この機会に「土」に触れるのもいいですね。実は私自身にも近くて遠い「陶土」。参加するつもりです。

home
【Junko's pottery work】2005年4/22-5/3

今年の梅原さんの作品は幾つかの顔を見せています。とても違う。全部梅原さんらしいのです。そこが素敵。まず、素朴な顔の梅原さんが右。

この頃玄米が美味しいらしい。そこでシンプルに玄米を見ていてできたような、ぽっちりした粒がアクセントのコーヒーカップ。私にとっては新しい、気負いのない毎日の梅原さんです。
玄米
絵 皿

上のふたつの画像は絵巻物を見るような、梅原さんらしい世界。みんなここから派生して行くような気がします。
花入れ 左の花入れは昨年秋の作。もやっとした調和がぐんと力強くなった。
そして下の水指し。手のひらにおさまる小ささなのに、強いです。昨年彼女の器をエルフの食器に使いたい、と書いたのですが、エルフも時を経て手練になったかも知れません。金彩が効いています。


水指し
朱黒皿黒
花入れ そして上左の雅びやかな顔、これは絵巻物の関連ですね。ちょっとインドアだけれども。
上右、夜ぼうっと光る感じの黒と金の器。見ていて自分で国籍がわからなくなった。

私は批評したりする気は全然ないのだけれど、短い期間にこんなに多彩な顔を見せられるとうれしくもあり、混乱もあり。
たくさんの枝が今まさに芽を出している、という事かも知れないなぁ、なんて感じ入ってしまう。
器としては、どれも手強い。徹頭徹尾ハレのもの。緊張感というか、気合いがあります。料理を選ぶけれど、それも唸る楽しみがありそうです。
梅原淳子作陶展【junko umehara exhibition】 2004年4/16-27

梅原さんの陶芸作品はひとつ、ふたつとか1個、2個という数え方でなく、一匹、ニ匹とかひとりふたりと数えたくなる、と言った陶芸のお仲間がいるそうです。それ、納得してしまう。不思議と有機的。生き物のような感じ。
どの作品も、どこかで見たぞ、という既視感みたいなものがある。そのおぼろな記憶を辿っていくと、食べ物だったり森や海で出会うものだったりする。だからやはり生き物なのでしょうね。


works
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画像の色が悪くて申し訳ない一点。たおやかな樹木のような花入れです。
works

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works

この、生き物を思わせる器は、森の妖精や仙人の食事に最もふさわしい気がする。で、そんな優れてうつくしい人々の仲間になったような気持ち、で使わせてもらう。いのちを丸ごと包括している全粒のものを盛りたいなぁ。


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