shinro



山本真郎 陶展
【揺らぎ 温もり 陶の灯り】
2014/10/17-10/28




虫籠のようなきっちりした作りの灯りとり=燈籠。
ろくろで筒を成形した後、ひとつひとつの直径によって異なる角度と切り込みの印をつけ、
丹念に切り取って空間を作ります。巧く切り抜けたと思っても、陶土の捻れがあったりすると焼成した時点で枠が歪んだりしてしまうと聞きました。そんな手間ひまのかかる作業だけど「やってみたかった」そう。うーん、真郎さんらしい。
そして出来上がった直線的で完成度の高いフォルムに守宮(やもり)や梟などの有機的な曲線の生きものが乗っています。洩れ出る灯りはLEDでもよし、ろうそくも差し込めるようになっています。
shinro


上は刷毛目、
右は保水性のある土で作った苔玉様の丸い鉢に水盤です。
下は灯りと同じ技法で蚊遣りを作りました。私はこれが好き。落ち着いていてどんな住まいでも名脇役として長く活躍してくれそうな出来上がりです。
shinro

shinro



shinro
sp

実は今回は台風直前に焦って窯炊きしたため、夜中に爆発してしまった!というのが山本真郎さんならではの「雨滴湛(うてきたん)」。雨水を受けるもの。残念ながら出展は叶いませんでしたが、どこか「遊び」を求める人なんだな、とお話を聞いて腑に落ちる。
左は小さな剣山の上に亀が乗っています。

山本真郎さんの過去の展示はこちらです。

2014/10/19(kimura midori)