景色 - keshiki - 大島草花店展示
2014.3.28(金)-4/8(火)


陶磁器、特に茶陶の不測の変化の部分の見所を「景色」と言います。
自然の草花や時が経って味が出てきた古道具にも様々な「景色」があるように感じます。
なんでもないただそこにあるものを「景色」として記憶に残る世界を表現してみたくなりました。
春がやってきます。


■オオシマ草花店




展示のテーマは「景色」。
細長いギャラリーの空間にあちこちに、
花や樹、鉢だけでなく、空気も一緒に取り込んでいくつかの
「景色」ができあがっています。

「景色」は、丸ごと持ち帰れるものでなく、
時間、場所、そして見る人によって変わるもの。
置いてあるのは、「大島さんの提案」です。

この古い歯車をどう使おう?
この鉢に、次の季節には何が植わる?
この樹は、どう変わっていくのだろう。
うちなら、どこに置くかな?

草木と不思議になじむ大島さんセレクトの古道具も並んでいます。
ピカピカの新品でなく、経てきた時間を感じさせる風情を生きている植物とどう組み合わせるか、もパズルのようで面白いのです。
ハードな素材のはずの金属ですが、錆びてやわらかな空気をはらみ、
小さな花や緑と寄り添うと、なんとも可愛らしく優しい風景が生まれます。

表では、愛らしい山野草のポット苗販売も。
寄せ植えの季節です。
育て方、植え方のコツもご相談下さい。
カロカロハウスに現れたちいさな庭を散歩しながら、春の花や草木、
大島さんと相談してみませんか。
あなたの「景色」が、きっと見つかります。 (榑林 加奈子)



4/26(金)-5/7(火)
叢【kusamura】 大島健吾展


大磯を中心に花の教室、展示、出張販売、
庭作りをしているオオシマ草花店の大島健吾さんの「叢(くさむら)」展。
カロカロハウスの入口が、もういつもと違います。
入口の花の鉢植えがちょうど咲き乱れている
壁のモッコウバラと混じり合って、
お花屋さんのようなエントランスになりました。



■オオシマ草花店





扉から一歩足を踏み入れると、中に入ったはずなのに外に出たような…
いえ、明るい林の中に出たような気持ちです。
風がさやさやと吹き抜けて、空気もすーっとみどりの香り。
カロカロハウスの白く天井の高い、半円のスペースを使って、
木漏れ日の林の中を散策しているような空間をつくりだしました。




  「くさ」という言葉が好きなんです。
それで、「叢(くさむら)」。
「樹や草花が、森の中で単体で生えていることって、
ないですよね。
何か他の植物と寄り添って、大きな樹の足下にも小さな草花が混ざり合って生えていて。
そういう光景をここに再現したかった」

子供の頃小田原のおばあちゃんの山で遊んでいた記憶が
原点かもしれない、
と話す大島さん。オダマキなどの山野草は、
そのまま野山から遊びに来たようです。


大島さんの植物は、古い「いれもの」によく合います。
新品にあつらえたものでなく、
一度は他の用途に使われてリタイアしたものたち。
ホウロウの漬け物瓶やバットは、大きな料亭を
解体するときに立ち会って見つけたもの。
はちみつの一斗缶、さびた金属の台、
ほどよく風化した木の棚、
チェーンソーで試し切りした跡のある枕木、
外枠をはずした窓のフェンス、などなど。
チェッカー柄の板も、ペイントされたまま捨てられていたものを拾ってきたまま。
何に使われていたものかは謎ですが、
不思議と植物にすっとなじんでいます。
「捨てられて風化しているものから
植物が生えて来ちゃった感じが、好きなんです」


大島さんが用意したもうひとつの入れ物は、
れんが色の鉢に白い漆喰をかけたツートンカラーのもの。
薄めた漆喰にとぽんと浸けてつくりました。
たらりと垂らして雰囲気を出したもの、
上下に塗り分けたもの、左右で分けたもの。
それぞれに表情が違い、質感もおもしろくて惹かれます。
これらは石垣島の屋根や壁からヒントを得たものだとか。
そういえば、南の植物と相性がいい。

ワイヤープランツやアジアンタムなどの
おなじみの観葉植物も、
大島さんがコーディナートするとなんだか
かわいらしく新鮮にそこにいます。
大きな植物の葉っぱの上に、ちょこんとかくれているガイドのようなエアプランツも愛らしい。
よくよく見るといろんな秘密が隠れている、
大島さんのくさむらを探検してみませんか。
(榑林加奈子)


   


   


ho




map buypassed exhibition next about wsblog saponeria
地図 ギャラリーの楽しみ  過去の展覧会  展覧会の予定 ギャラリー
について
ワークショップ オーナーのブログ 隣のショップへ